あきチュウの映画!ざんまい!!

映画を観て感想をつづる仕事したい

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を観た。

みんな孤独なんだ。

 

 

 

アカデミー賞授賞が濃厚?マジでか。

正直、私はスリービルボードに一票だな~

 

 

 

脚本はきれいでほとんどすべての伏線は回収できていた。

日本の映画広告には珍しく、

宣伝内容も映画をほとんどあっている。

異種との恋愛。

でも、本当にそれだけだろうか。

R15の指定が入っていて、グロいと噂になっていたが

グロ映画を見まくっている私から見れば

別にそんなことはない。

年齢指定は性的描写のせいだろう。

一部だけモザイクがかかっていたが、それ以外は

(想像してなかったけど)許容範囲だと思う。

 

猫が少しでも傷つけられるのが嫌な人は見ちゃダメ。

 

 

 

以下ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画を観た人の多くが、

「最高の恋愛映画だった」

と絶賛しているのを観た。

 

でも、本当にそうだっただろうか。

この映画は、恋愛映画じゃない。

この映画で描いたのは、「孤独」だと私は感じた。

 

隣人と仲良く、友達もいるイライザは、性欲を解消することは出来ず

また言葉を話せない、孤児として生きる孤独を抱えていたし、

性的マイノリティーで苦しみ、仕事を手放したジャイルズもまた孤独。

ロシアから見捨てられ、研究すらできないホフステトラー博士の孤独と

夫が自分を顧みなくなったゼルダの孤独。

一見して幸せな家庭のストリックランドは、性癖を隠し、仕事も認められず

早く都会に戻りたいのにうまくいかず、一人孤独に悩んでいた。

 

不思議な生き物は、いわずもがな。

 

みんな、みんな孤独なんだ。

 

 

薄暗い水の底のような映画で、

心をかわしていく様子は素敵だった。

エンディングを迎えた後、

「イライザはあれでよかったの?」

と友達に問われた。

当然、良かったと思う。

イライザにとって水は怖いものではない。

水の中に入って自慰をするくらいだし、部屋を水浸しにする程度

なんでもないんだから

愛する人と過ごせるなら、それは満足できる結末だろう。

 

もちろん、それが現実ならだけど。

 

この物語を語っていたジャイルズは

決して水の中に潜って確認したわけじゃないから

もしかしたらただの妄想で、希望なだけなのではと

欝々とした気持ちになってしまう。

 

常に息苦しかったのは、

映像のせいだろうか。

それとも、人の醜さのせいだろうか。

エゴですべてを推し進めて物語が進んでいく様は

どんどん映画館の空気がなくなるかのような感覚に襲われた。

 

 

ところで、

彼を「神」かと問うていたが、

神だとしても復活したり蘇生させるのはご都合主義に過ぎる。

おとぎ話で

これは

ジャイルズの妄想だと、

結局あの生き物は「孤独」になってしまったと

心のどこかで思っているから

絶賛できないのかもしれない。

 

 

 

きれいで悲しいおとぎ話。

デル・トロ監督にやられた、とだけ言っておこう。

 

 

 

 

あと10日のカレンダーの裏の文字、なんて書いてあったか

気になります。

できれば、DVDの特典とかで入れてくれないかな。

あそこだけ回収されてなくて、残念だったから。

 

サリーホーキンスの全裸、美しかったです。

 

 

 

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アカデミー賞作品賞、監督賞等受賞されました。

おめでとうございます!

監督賞は納得、作品賞は個人的に悔しいです。笑